おうちでの練習について

ピアノは、毎日の練習がとても大切です。

小さいうちの習慣付け、基礎力をつけてあげることの大切さを長年指導してきて、つくづく感じます。

何かを身につけるのに必要な時間は1000時間、きわめるには1万時間の練習が必要だと言われています。

毎日、1時間練習すると3年で1000時間
毎日30分だと6年で1000時間
15分だと12年で1000時間です!

年長から毎日30分練習したとすると、5年生で中級レベルになります。
もちろんダラダラやる30分と、いろんなことに注意して練習した30分では全然違ってくるので、大体の目安になります。

どうしたらピアノの練習を習慣化できるか、紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。また、やりがちな注意点も紹介するのでチェックしてください。

お子さんのタイプによって上手くいったり、スムーズにいかない場合もあるかと思いますが、参考にしていただければと思います。

習慣化

毎日歯を磨くのと同じように、小さい時期に習慣化させていただきたいです。

食事の後、寝る前には、誰に言われなくても
当然のように、歯を磨いています。

小さい頃は、親御さんが磨いてあげます。だんだん自分で磨くようになりますが、しばらくは声かけや、仕上げが必要になってきます。

ピアノも同じで、初めから1人で出来る子はいません。親御さんと一緒にやり、
だんだんと1人でやれるようになりますが、出来ているかのチェックがしばらく必要になります。

習慣化のポイント

●いつするか決める

練習する時間を決めることが大切です。
何かとセットにするのも効果的です。

学校から帰る→ピアノを練習する

朝起きる→ピアノを練習する

晩御飯→ピアノを練習する

ピアノを練習する→ゲームをする

ピアノを練習する→おやつを食べる

等、後に目的を作ってあげるもいいです!

特に男の子は、練習してからゲームという流れで習慣化すると効果的です。

●まずは少ない時間で

いきなり毎日30分!となると挫折してしまいそうです。
特に年齢の低いお子さんは、まず短い時間から習慣づけて行きましょう。

まずは

  • ピアノの前に座る
  • ピアノに触る

を習慣ずけましょう!

出された課題を1つだけやる、弾ける曲だけでも1回弾くということから始めてください。

短い時間から習慣化し、徐々にピアノに触れる時間を増やしていきましょう。

●ピアノの前でやらなくていい課題は細切れに

特に導入、基礎の時にはピアノを使わなくていい課題もたくさんあります。

  • 音符カードはご飯を食べる前にテーブルで
  • 手を鍛えるのはお風呂

細切れにやることで、覚えやすく、短い時間なので集中力が途切れずにできます。
余談ですが、私は食事の時に父がいつも百人一首の上の句を読んで、下の句を答えるというゲームをしていたので、今だに百人一首は覚えています。

習慣化の注意点

●回数を守る

ピアノを練習していると、ここが上手く出来ない、など出てきます。

もう少しやれば出来そう、とついつい言ってしまいがちですが、最初に約束した回数以上は、出来ても出来なくてもやらせないようにしましょう。

「間違えたら練習が長くなる」「間違えたら怒られる」と思うと練習が嫌になってしまいます。

根気よくやることも大事ですが、習慣化の段階では無理強いしないようにしましょう。

●出来ても出来なくても練習できたことを褒める

練習していると、上手くいく日と上手くいかない日がありますが
どんな時でも練習できたことを褒めてあげてください。

親御さんに笑顔で「毎日練習できたね!」と褒められれば、
子供は、純粋に嬉しいです。

短い時間でもピアノの練習をできたことを褒めてあげてください。

レッスンノート の活用

レッスンノート に課題を書いたり、練習記録をつけてもらったりしていますが、なんでも書いてokです。

ノートに今週の練習の進め方や、どのように出来たか書いていただくと、レッスンでもおうちでの練習状況に合わせた課題の出し方など出来ます。

おうちで練習してみたけど、分からなかったということもノートに書いてください。

まとめ

習慣化が出来ると

練習する→出来る→楽しいのループになります。
たくさん曲が弾けるようになるとピアノは本当に楽しくなります!

初めは親御さんのご協力が必要です。よろしくお願いします。

習慣化が出来、基礎力がつき、練習のルーティンがわかると1人で練習出来るようになります!

小学校3年生で完全に練習の自立を目指して指導しています。

練習時間は一人一人の目標にもよりますが、少なくても毎日練習する子は、弾けるようになり楽しくなります。

ピアノが大好きな子に育ってほしい!と思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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